一応、こちらは喋りのブログなので、具体的にスペースがどうのこうのは
書きませんが、コミッ〇マーケッ〇(ちっとも伏字になっていない)に当選しました。
勿論、喋りの仕事も頑張りますが、漫画も頑張ります。

という訳で「30日チャレンジ」の変型判「40日チャレンジ」を明日から開始しようと
思っております。単に印刷屋の早割締切が7/19からだという単純な事です。
多分、7/19なんて絶対に無理だと思っています。場合によっては「40日+」という
形になりそうな予感がします(-_-;)

さて、色々と本を買ってはいるものの、レビューをブログに上げることもない私ですが
ちょっとずつ、上げていこうと思います。

今日の一冊■
ちょいと重いです(^_^;)

新潮社2006-09
朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫)



1999年9月30日に起こった「東海村JCO臨界事故」のドキュメンタリーです。
「バケツ臨界」という言葉を覚えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。

事故についてはまとめサイトにも詳しく掲載されています。
ドキュメンタリー映像を見ることができます。

【被曝】被曝者の治療が凄まじい!体の内部を破壊する放射能の恐ろしさ!!【原発】

元はNHKの報道番組で放映された物を詳細な資料を掲載し書籍化、被曝した作業員の方
2名の治療経過を淡々と記したものです。本当に「淡々と」です。

私は特に「放射脳」とか「原子力あんぜーん!」というどちらか一方に偏った思想はありません。
危ないと思う事もあるけど狂ったようになんでも「放射能がああ!!」ということもないです。
私には子供もいませんから、特にそうなのかもしれません。
親として子供のために安全性を確保したい感情も理解できますよ☆

さて、当時「東海村」の事故が起こった時「放射能が漏れたのかな?」程度の感覚でした。
「中性子線」とかあまり良く分かっていなかったと思います。
建物が爆発したとか、大けがをした人がいたとかそんな情報は流れていませんでした。
この事故の本当の恐ろしさは、救出に向かった消防隊員の方や周囲の住民、報道関係者が
知らず知らずの内に「被曝」していたことなのです。

その頃「原子力」をモデルにしたキャラクターが作られていて、自分がそのキャラクターの声を
担当することになっていました。しかし、この事故でその企画は流れてしまいました。

この本は、3.11以前は「既に終わったこと」扱いになっており、そこまで話題にもなっていませんでした。
しかし、3.11以後は沢山の人が手に取ったようです。良い意味でも悪い意味でも、です。
福島原発とこの東海村の「中性子線被は異なるのですが、混同する方もいたようです。

目に見えない「中性子線」にDNAがずたずたに切り裂かれてしまう恐ろしさ。
正規の手順を守らず「裏マニュアル」なる物を作り、更にそれよりも危険な簡略作業を
作業員はやらされていた。恐ろしい事に被曝直後に現れる影響は少ない。
16~20シーベルト以上を浴びたはずなのに医師が見ても「元気そうに」見える。
しかし、時間が経つにつれ、肉体がボロボロに崩壊して行く・・・・・・
最新鋭の医療技術も壊れたDNAを修復することは不可能なのだ。

ネットで概略は読んでいたし、ドキュメンタリー映像も見ていました。
でも、どうしても書籍を読んで見たかった。

私の実家は広島から1時間とかからない場所の米軍基地がある市です。
幼稚園の時は遠足が広島平和記念資料館だったり、高校の演劇部では、
上関原子力発電所が事故を起こしたというお芝居をやったりと原爆には近しい生活圏でした。
関東の人よりも「被爆」については理解しているつもりでしたが「被曝」については全く理解して
いなかったと分かりました。


そして「DNAが破壊される」と人はどうなるのかを見た時、生き物は複雑に細工された工芸品の
ようなもので、その設計図を作ったのはいったい何者なのか、その設計図を破壊する力を
「人間」が持っていいものなのか、見えざる力、様々な言葉に出来ない思い、無くなられたお二人の
無念さ等を感じました。