さて「声優」がフリーランスでメジャーになれない理由①の続きです。

前回「あなたがテレビアニメに出たり、大手事務所からスカウトされる!
・・・という可能性は99%ありません。」と言いました。

その大きな理由の一つは「あなたを使ってお金が入る保証がない」からです。
以前、事務所に所属した事があり、アニメや外画等に出演した実績が
(名前がエンドロールに出ている、OA物に限る)ある方は別ですよ。
その方はそれまでの経歴が「保証」になります。

ここで大事なのは「大きな市場に名前が出たことがあるか?」です。
「コミケで」「ニコ生で」・・・・・・ではありません。その界隈を出たら「誰それ?」
レベルではあまり意味がありません。「○○というアニメの○○というキャラをやった」
と言えるかどうかです。

テレビアニメや劇場版等の大きな作品作りには必ずスポンサーがいます。
その人たちに提示して「だったらこの人を使う価値があるよね!」と思わせることが
できるかどうかです。もちろん、キャスティングは音響監督さんなりが行いますが
個人で作る作品でない限り、ある程度の「担保」が必要となります。
何故ならば「利益」を出さなければならないからです。

あなたが相当の美少女だったり、喋り以外の特別な技能があれば話は
別ですよ?美少女アニメ系でしたらタイアップで出して貰えるかもしれません。
ですから「100%ない」とは言いませんでした。
でも、あなたには1%の「特別な人物」なのでしょうか?少なくとも私は違います。

【ナレーターが重複する理由】
私は基本ナレーターなので、ナレーターはどうかというと更にシビアです。
「視聴率」が下がればナレーターは変えられます。
逆に「高視聴率」を保ったナレーターは他の番組でも採用される確率が
上がります。スポンサーも「あの人気番組をやっているのならば・・・」と
思ってくれます。もちろん、事務所の力もありますが、テレビの世界は
そういった験担ぎ的な事を大事にします。

 【〝事務所〟の名前が保証になる】

あなたが「事務所」に入っていない理由はなんでしょうか?
「別にメジャーにならなくたっていい。趣味レベルでついてでにお金も貰えて
活動できたらいい」というのも一つの選択です。

あなたが「小さい市場」で活躍して行く決意をしているのならば、それは
それで間違ってはいないのです。

メジャーになることが全てではありません。企業VPだけで生活できる。
ネット声優として様々な作品に参加している・・・ドラマCDを作ってM3で
発表している・・・アキバでライブ活動をする・・・どれも素晴らしいし、
それを「だからダメなんだ!」と眉を吊り上げ、唾をまき散らして糾弾する

つもりもありません。


個人的には、今後、事務所やテレビ等を超えて活躍する声優(ナレーター)が
現れるだろうと思っています。
ただ、今、現在は「ネット経由=安価」という流れになっていますので、
なかなか難しいなとも感じています。

ですから、もしあなたが「メジャーになりたい!」と思って、事務所に所属せず、
ネット活動のみ(同人活動も含む)で、行こうと思うならば、相当辛い道則に
なることは覚悟してください。

先程も言いましたが「大きな市場」で名を知られていないあなたには保証がない。
しかし、同じように知られていない人でも「事務所所属」(できれば大手事務所)が
ある程度の保証となります。

「事務所所属=技術が保証されている」
「フリーランス=どこにも入れない可哀そうな人」

という評価を受けることが多いと覚悟してくださいね。
声優(ナレーター)も芸能の世界。売れていない人は「ゴミ扱い」される厳しい世界
なのですから。

それでは次回はもう少し、他のクリエイター達と違い、何故、ネット展開が難しいかを
分析してみたいと思います。(つづく)

「声優」がフリーランスでメジャーになれない理由①

「声優」がフリーランスでメジャーになれない理由③